帝王切開と聞くと「下腹部に大きな縫い跡が残るのでは?」と想像しませんか?
私自身もそう思っていました。
でも実際は、術後1年たつと傷跡はほとんど目立たないんです。
この記事では、私が帝王切開で出産したときの 術後の痛み・入院生活・費用・回復までの経過 を体験談としてまとめます。
これから帝王切開で出産予定の方や、産後どのように回復していくのか不安な方の参考になれば嬉しいです。
帝王切開を経験した私のプロフィール
- 30代後半で妊娠
- 妊娠7ヶ月のとき「妊娠糖尿病」と診断
- 通っていた産婦人科から大病院を紹介され、計画分娩へ
- 赤ちゃんの頭が骨盤に乗らない可能性があり、帝王切開になるかもと説明を受ける
手術当日の流れ
計画分娩で陣痛を進めたものの、子宮口が5センチから進まず、最終的に帝王切開へ切り替えになりました。
※詳しい流れは「出産入院から退院までの記事」で紹介しています。
入院生活と食事の様子
- 手術直後は体力を消耗して「起きては寝て」を繰り返す
- 下腹部に痛みはあったが、ボタン式の麻酔でかなり軽減された
- 麻酔を外したあとは、痛み止め(ロキソニン)を継続的に服用
- 痛みどめが切れるのが怖くて、大病院に入院中はほぼずっと飲んでいた
食事は手術翌日の昼から再開。
最初はおかゆや具なしの味噌汁など消化に優しい内容で、翌々日には普通のご飯に戻りました。

※入院食の詳細は「入院食まとめ記事」で紹介しています。
帝王切開の費用
通常の自然分娩は保険適用外ですが、帝王切開は手術なので保険適用になります。
私の場合、費用は次の通りでした。
- 出産費用:約73万円→高額療養費制度を利用して自己負担が約5.7万円に!
- 保険外分(食事・分娩介助・補償制度など):約21万円
- 赤ちゃんの入院費:4.3万円
- 転院後の新生児保育料や食事など:約7万円
★ 合計:約38万円で済みました。
※領収書のコピーや明細は「出産費用の記事」で紹介しています。
入院中に役立った持ち物
- 除菌シート
術後は動くのがつらく、ベッドから立たずに手を拭けて大助かり。 - 帝王切開用産褥ショーツ
普通の産褥ショーツでも対応できそうでしたが、開く部分が多い帝王切開用はやっぱり便利でした。
★ 出産入院準備の持ち物リストはこちら

術後の痛みと回復の経過
- 術後2日が痛みのピーク
- 退院後2週間は、前かがみで歩くほど痛みあり
- 3週間後、少しずつ背筋を伸ばして歩けるように
- 術後3ヶ月でウォーキング再開
- 傷跡は1ヶ月アトファインと腹帯でケア。1年後にはほとんどわからない程度に
まとめ:帝王切開を経験して思うこと
出産前は「自然分娩の方が回復が早い」と聞いていたので、スクワットなどをがんばっていました。
結果的に帝王切開になりましたが、3ヶ月後には元気に歩けるほど回復しました。
今思うのは、どんな出産方法であっても「赤ちゃんが元気に生まれてきてくれること」が一番大切だということです。

これから出産を迎えられるお母さん、とても怖くて不安になることもあると思います。
そんなときは、赤ちゃんが生まれた後の生活をイメージしてみてください。
一緒にお散歩したり、行きたい場所に出かけたり、やりたいことを楽しんだり…。
そのひとつひとつが、きっと今の不安を乗り越える力になります。
私自身もたくさんの不安を抱えていましたが、振り返ると「産んでよかった」と心から思えます。
あなたの出産も、きっと大切でかけがえのない経験になりますように。
✅ 痛みのピークから回復までをさらに詳しく書いた記事は、次回まとめます。
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