先日、保育園の参観日がありました。
1歳のわが子と一緒に、保育園での午前中を過ごす特別な日。
朝の教室には、クラスの子どもたちと、その保護者たちの熱気が広がっていて、どこかいつもと違う空気。
そのせいか、うちの子はいつも以上に私の腕をギュッと掴んで、なかなか離れようとしませんでした🐨
正面抱っこをしても、すぐに対面抱っこに戻ってきてしまい、体をぴったり密着させて、外の世界をじっと観察しているようでした。

他の子どもたちは、お父さんやお母さんの膝を離れて、元気にお友達や他の保護者に挨拶をしていたり、
朝の会に自分から参加していたりしていて、正直、私は少し不安になりました。
😥「うちの子、内向的すぎるのかな…」
😓「このままで大丈夫なんだろうか…」
そんなふうに、つい他の子と比べてしまう自分がいました。
制作の時間には、ペットボトルを使ったマラカス作り。
ストローやビーズ、セロハンを小さな口に入れる作業が、わが子には少し難しかったようで、
途中からイライラがたまってしまい、最後には机の上の物を払い落としながら叫んでいました😱

でも――
最後に、完成したマラカスを音楽に合わせて鳴らす時間がありました。
わが子は、自分で作ったマラカスを手に取り、嬉しそうにシャカシャカと振っていました😆
あんなに苦戦していたのに、今はにこにこしながら音を楽しんでいる姿に、なんだかこちらまで嬉しくなりました。
参観日の最後、帰りの会。
先生の声に合わせて手を叩いたり、体を揺らしたりする時間になったとき、
なんと、うちの子が自分から、教室の中心に歩いていったんです。
そして、先生の動きをじっと見ながら、振り付けを真似して、体をゆらゆら。
朝はずっと抱っこから離れられなかったのに、
今は一人で、みんなと一緒に身体を動かしている――。
その姿を見て、私はふっと思いました。
**「この子は、この子のペースで、ちゃんと世界を広げてるんだな」**と。

他の子と比べる必要なんてなかった。
心の中では、きっとたくさんの不安や緊張があったはずなのに、
それを自分なりに乗り越えて、最後には笑顔で体を動かせた。
たった数時間の中で、こんなにも成長を見せてくれたわが子に、胸がいっぱいになりました。
親ってつい、「できるかどうか」「うまくやれてるか」に目がいってしまいがちだけど、
子どもはちゃんと、自分のペースで育ってる。
その姿を、信じて見守ることが、きっと一番の応援なんだと、改めて気づかされた一日でした。

子どもにも、自分のペースがあります。
大人だって、大勢の人が得意な人もいれば、ちょっと苦手な人もいますよね。
子どもの場合は、まだ経験が少ない分、慣れるまでに時間がかかったり、思うようにできないこともあります。
でも、危ないことをしていない限りは、あれこれ手を出さずに、そっと見守ってみるのも一つの方法かもしれません。
「今はこの子のタイミングじゃないんだな」と思えると、ちょっと気持ちが軽くなる。
そんなふうに考えられたら、明日が少しだけ、やさしくなる気がします。
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