高齢出産のリアル体験談|つわり・妊娠糖尿病・帝王切開を乗り越えて

気づき

「高齢出産ってやっぱり大変なの?」
妊娠がわかった瞬間から嬉しさと同時に、不安を抱いた方も多いのではないでしょうか。特に高齢出産の場合、つわりが重くなる、妊娠糖尿病のリスクが高まる、帝王切開になる確率が上がるなど、耳にする情報はどれも不安をあおるものばかり。

私自身も妊娠中は、つわりや妊娠糖尿病、股関節の痛み、そして最終的には帝王切開…と試練の連続でした。ですが、今振り返ると「大変だったけれど乗り越えられた」と心から言えます。

この記事では、私の高齢出産のリアルな体験談をまとめています。これから出産を控えている方や、同じように不安を抱える妊婦さんに、少しでも安心やヒントを届けられたら嬉しいです。

妊娠初期:つわりとの闘い

妊娠がわかった直後から、強いつわりに悩まされました。
起きて息を吸った瞬間から吐き気があり、唯一楽なのは寝ている時間だけ。食べられるのはそうめんやサラダ巻き、冷たいおにぎりなど限定的。それらが、いつか飽きて食べられなくなることが一番の恐怖でした。

夫が作ってくれたかぼちゃの煮物や酢の物を冷蔵庫に常備してくれたのは本当に助かりました。

妊娠中期:病院探しと少しの安堵

最初に受診した産婦人科は、先生が話を聞いてくれず不安ばかりが募りました。結局病院を変更し、ようやく安心して妊婦健診を受けられるように。

この頃は仕事をしていたので、忙しさがつわりの辛さを少し和らげてくれました。妊娠6ヶ月になると、ようやくつわりも落ち着きホッと一息。

妊娠後期:妊娠糖尿病と股関節痛

妊娠8ヶ月で「妊娠糖尿病」と診断され、インスリン注射と1日7回の血糖測定が始まりました。出産も大きな病院で行うことに。

さらに妊娠9ヶ月では股関節の激痛に悩まされました。病院を受診しても以上はなかったのですが、立ち座りや歩行すら困難になり、夫に仕事を休んでもらうほど。むくみもひどく、ソファで過ごす日々が続きました。

出産当日:促進剤から帝王切開へ

陣痛促進剤を使ったものの進まず、最終的には帝王切開に切り替え。
術後は麻酔の影響か頭がぼーっとし、看護師さんの指示もなかなか理解できませんでした。この“頭のもやもや”は産後2ヶ月ほど続き、不安でしたが半年後には自然と回復しました。

産後の生活:我が子との初対面と不安

赤ちゃんと初めて対面したのは、出産翌日の午後。片目だけが少し開いていて、手足がふにゃふにゃ動いている姿は「不思議な生き物」という印象でした。

ありがたいことに、産後は血糖値も正常値に戻り、無事退院。
ただ、妊娠糖尿病を経験したため「子どもも糖尿病になるのでは」と不安に襲われることも。今では「親の食生活が子どもに影響する」と前向きに捉え、家族でバランスの良い食事を意識しています。

今だから言えること

妊娠・出産は本当に大変でした。けれど、我が子が1歳半を迎え元気に成長している今、「あの時の試練もすべて必要な経験だった」と思えます。あと、生まれた子どもを可愛がれるのか不安でしたが、毎日一緒にいると、2週間後には、自然と「可愛い」と思えてきました。

高齢出産を控えて不安を感じている方に伝えたいのは、大変でも必ず乗り越えられるし、支えてくれる人や工夫でずっと楽になるということです。


まとめ

  • 高齢出産では予期せぬトラブルも多い
  • 妊娠糖尿病や帝王切開などの経験も、今振り返ればすべて必要な過程だった
  • 夫のサポートや前向きな工夫が大きな支えになる

今まさに妊娠中で不安を感じている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

妊娠中って、思った以上に体も心も揺さぶられますよね。つわりで食べられない、思うように動けない、病院や検診で不安になる…。それは「あなたが弱いから」ではなく、妊娠がそれだけ大仕事だからこそ起こることなんです。

でも、そんな毎日の中でも、
「今日はこれなら食べられた」
「赤ちゃんが元気に動いた」
「夫や家族が助けてくれた」
そんな小さな出来事が、ちゃんとあなたを支えてくれています。

明日はぜひ、「できなかったこと」より「できたこと」に目を向けてみてください。ほんの小さな一歩でも、赤ちゃんと一緒に前に進んでいる証拠です。

あなたの妊娠生活は、世界にひとつだけの大切な物語。無理せず、少しずつ、楽しさを見つけながら過ごしていきましょう。

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