うちには、小さな本棚があります。
10冊ちょっとしか入らない、夫の愛読書が並んだ本棚です。
ある日、1歳の子どもが、その本棚に興味を持ち始めました。
本を引っ張り出して、表紙をビリッ。ノートもビリビリ…。
何度も同じことを繰り返すので、そのたびに「ダメだよ」と言っては、抱っこして本棚から遠ざける日々。
でもね、不思議なもので、遠ざければ遠ざけるほど、子どもは本棚に一直線!
ちょっと目を離すと、本棚に向かってニコニコしながら突進していくんです🚼️💨
🙅♀️「ダメ」の理由をよく考えてみたら…
そんな日々がしばらく続いたある日、ふと気づいたんです。
「本棚で遊ぶのが悪いんじゃなくて、夫の本だからダメなんだよね?」
そう思った瞬間、思いきって行動しました。
夫の本と、子どもの絵本の収納場所を、まるごと入れ替えたんです。
もともと絵本は、いたずらされないようにって、取っ手を外した扉付きの棚にしまっていたんですよね。
でもそれって、子どもからしたら「触っちゃいけない特別なもの」だったのかも。
📕絵本を自由に選べるようにしたら…
本棚を入れ替えたことで、子どもは自由に絵本を手に取れるようになりました。
それがもう、嬉しかったみたいで!
本をペラペラめくったり、じーっと絵を見つめたり、「読んで〜」と私のところへ持ってきたり。
絵本の世界を自分から楽しんでくれるようになったんです。
あの“いたずら”の日々が、うそのように変わりました。

🌞思ってもみなかった嬉しい変化
さらにね、嬉しい誤算があったんです。
うちでは、子どもは保育園から帰ったらすぐにご飯を食べて、
私たち夫婦は、夫が帰宅してから一緒に食事をしています。
これまでは、私たちがご飯を食べている間、子どもがローテーブルのまわりをウロウロ。
子どもには味が濃すぎる食べ物を手でつまんだり、お皿に手をのばしたりで、落ち着いて食事ができなかったんですよね。
でも今は、食事中、子どもは自分で絵本を選んで、本棚の前で静かに遊んでくれています。
その姿がまたかわいくて、ちょっと感動すらしちゃうんです。
夫と「ご飯、ちゃんと温かいうちに食べられるって幸せだねぇ」なんて話すことも増えました。

🍿小さな変化で、毎日がちょっと楽になる
収納場所を入れ替えるだけなんて、ほんの小さなこと。
でも、そんなちょっとした工夫で、子どもも大人も気持ちよく過ごせる時間が増えたのは、ほんとうに嬉しいことでした。
「こうしなきゃ」「これはダメ」ってつい思ってしまうけど、
少しだけ見方を変えることで、暮らしってラクになるんだなって思います。

子どものいたずらに「またかぁ…」って思う日もあるけれど、
ちょっと立ち止まって、環境を見直してみると、意外とスッとうまくいくことも。
完璧じゃなくても大丈夫。
ちいさな工夫が、今日よりちょっと楽しい明日につながりますように🌱
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