【知らないと損!】宮崎市の国民健康保険で使える出産関連の制度まとめ|実際に利用してわかったメリット

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出産は人生の一大イベント。だからこそ、制度をうまく活用して、経済的な負担を少しでも減らしたいですよね。
私は、宮崎市で国民健康保険(以下、国保)に加入しており、実際に出産にまつわる制度をいくつか利用しました。この記事では、2025年7月時点での情報をもとに、実体験とともに制度の内容をわかりやすくまとめます。

出産を控えている方や、これから国保に切り替える予定の方の参考になれば嬉しいです。


出産育児一時金の支給|国保でももらえる!

被保険者が出産した場合、出産育児一時金が支給されます。
この制度、私は社会保険だけのものだと思っていたのですが、国民健康保険にも同様の支給があると知って驚きました。

実は、出産の2年ほど前まで私は会社員で、退職後に社会保険の任意継続(最大2年間)を選択しました。理由は、出産育児一時金の支給対象だったからです。

しかし、その2年が終了してから半年後に出産することに。もう対象外だ…と思っていたら、なんと国保でも同額の支給があることを知って、思わず「最初から国保にしておけばよかった!」と後悔しました。

▸ 支給額

48万8,000円(※産科医療補償制度の対象の場合は1万2,000円加算)

▸ 支払い方法

原則「直接支払制度」で、医療機関に直接支払われます。

▸ 申請窓口

国保年金課 給付係(市役所第二庁舎1階)

▸ 必要書類の例

  • 出産した人の資格確認書、またはマイナンバーカード+資格情報のお知らせ
  • 世帯主の通帳またはキャッシュカード
  • 合意文書
  • 出産費用明細書・領収書(産科医療補償制度加入機関の証明スタンプが必要)

産前産後期間の国民健康保険税の軽減|4か月分が軽くなった!

2023年11月以降に出産予定または出産した方には、国民健康保険税の軽減制度があります。私も申請を行い、実際に4か月分の保険税が軽減されました。

出産前後は働けなかったり、出費が増えたりと金銭的に厳しくなる時期。だからこそ、この制度はとてもありがたかったです。

マイナポータルからのオンライン申請も可能なので、自宅にいながら手続きできるのも嬉しいポイントです。

▸ 申請方法

  • 窓口(市役所第二庁舎1階 国保年金課 賦課係)
  • 郵送
  • マイナポータル

▸ 必要書類の例

【出産前に届出する場合】

  • 母子健康手帳の該当ページのコピー
  • 医療機関の発行する出産予定証明書

【出産後に届出する場合】

  • 出生届受理証明書
  • 戸籍謄本や母子健康手帳(出産状況記載あり)

【 国保関係なく 】出産・子育て応援事業|給付金で少し心にゆとりを

この制度は、国保関係なく、宮崎市に住民票がある方であれば申請できます。

出産や育児にはお金も気力もかかりますが、宮崎市では妊娠・出産をサポートする「出産・子育て応援事業」があります。
私も実際に給付を受けましたが、制度だけでなく、人のあたたかさにも助けられました。

▸ 出産応援給付金(5万円)

妊娠届を提出した際の面談を経て、後日届いた封書に口座情報を登録することで給付されます。
私の場合、面談時はつわりがひどく、あまり内容を覚えていないのですが…無事に後日5万円が振り込まれました。

  • 給付額:5万円
  • 申請窓口:子ども未来部 子ども家庭支援課
  • 申請期限:胎児の心拍確認日から2年以内

▸ 子育て応援給付金(5万円)

出産後にはSMSで案内が届き、それに従って面談を予約します。私は普段SMSをあまり見ないので、何度も開いて確認していました。
面談では、赤ちゃんの保育園が見つかるか不安だったこと、産後すぐに仕事復帰することなどを相談。
担当の方が帰り際にくださった子育て支援冊子がとても心強く、「応援してもらえている」と感じたのを覚えています。

  • 給付額:5万円
  • 申請窓口:子ども未来部 子ども家庭支援課
  • 申請期限:出産予定日の8週前から2年以内

【 国保関係なく 】こんにちは赤ちゃん事業|助産師さんの訪問に救われた

この制度は、国保関係なく、宮崎市に住民票がある方であれば申請できます。

赤ちゃんが生まれたら、親子健康手帳に添付されている「赤ちゃん誕生連絡票」を送ることで、助産師さんが自宅まで訪問してくれる制度もあります。
我が家には産後1ヶ月ごろに来ていただきました。

うちの子はミルクを飲んだ後に吐き戻しが多く、クッションなどで対策しても改善せず悩んでいたところ、助産師さんが「マットレスの頭側にブランケットを重ねて傾斜をつけるといいですよ」と教えてくれました。
実際に試してみると、吐き戻しがピタッと止まり、さすがプロ…!と感激しました。

また、スクワット式の抱っこを教えてもらったことで、赤ちゃんがすっと寝てくれるようになり、寝不足の日々に少し光が差しました。

産院でもアドバイスはいただいたのですが、出産直後の混乱と疲れで覚えていられず…。
産後1ヶ月ほどのタイミングで、生活に少し慣れた頃に改めて訪問してもらえるこの制度は、今思い返してもとても心強かったです。

その他の制度|知っておくと安心の国保の制度

私が実際に利用したのは上記ですが、宮崎市では出産にかかわらず他にも次のような国保の給付制度があります。


はり・きゅう・あんま施術助成制度

指定の施術所で施術を受けると、1回あたり1,200円の助成を受けられます(最大年60回)。
保険診療と併用できない点に注意が必要です。

利用には、事前に市の窓口で「施設利用証」の発行を受ける必要があります。

  • 利用上限:年60回、1日1回まで
  • 助成額:1回につき1,200円
  • 窓口:国保年金課 給付係(市役所第二庁舎1階)
  • 必要書類:資格確認書、前年度の利用証など

葬祭費の支給

被保険者が亡くなった場合、喪主に対して葬祭費として2万円が支給されます。
葬祭を行った日から2年以内に申請が必要なので、忘れずに家族に伝えておくと安心です。

  • 支給額:2万円
  • 窓口:国保年金課 給付係(市役所第二庁舎1階)
  • 必要書類:資格確認書、喪主の通帳、会葬礼状や火葬許可証など

国民健康保険も知ればお得な制度がたくさん!

私自身、妊娠・出産を通じて、「もっと早く知っていれば、もっと助かったのに…!」と思う制度が多くありました。
「社会保険にしかない」と思っていた支援が、実は国保にもあることも。切り替え前に知っておくことで、保険の選択肢も変わってきます。

今回ご紹介した制度はほんの一部ですが、「妊娠・出産時には申請できるかも?」と頭の片隅に入れておくだけでも、いざというときに役立つはずです。


気になった制度は、忘れないうちに「スマホのメモ」や「カレンダーアプリ」にメモして、通知が来るようにしておくのがオススメ。
制度って、使いたいときには意外と忘れてしまうもの。数分のメモが、未来のあなたを助けてくれますよ。

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